2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧
☆ 映画「日々是好日」(2018年)を観た。じわじわっと感動する映画だった。 ☆ 優柔不断でおっちょこちょい。自分が何をしたいのかがわからない典子(黒木華)は、20歳の時、いとこ(多部未華子)と一緒に茶道を習うことにした。それから10年あまりの…
☆ 映画「新聞記者」(2019年)を観た。 ☆ 内閣府が主導で計画している医療系大学院大学の新設。その大学にはある秘密が隠されていた。 ☆ 大学の新設に関わり、権力側に都合よく利用され、挙句に命を絶った官僚がいた。彼はなぜ命を絶ったのか、内閣調査…
☆ 久坂部羊さんの「黒医」(角川文庫)から「人間の屑」を読んだ。 ☆ 折尾真治郎率いる「愛国一心の会」が政権をとり、「ネオ実力主義」の理念のもと、ナチスばりに独裁体制で「努力した人が報われる社会」(裏を返せば、働かない者、努力しない者は「死ね」…
☆ 今朝の朝日新聞「オピニオン&フォーラム」のページ、佐伯啓志さんが「社会が失う国語力」と題して寄稿されていた。共感できる論稿だった。 ☆ 高校のカリキュラム「現代の国語」が「論理国語」と「文学国語」に分割される「改革」と言う名の「改悪」、実用…
☆ 冬期講座4日目。そろそろ疲労が蓄積してきた。 ☆ 朝8時から11時45分までが午前の部。13時から16時までが午後の部。17時30分からはレギュラーのクラス。授業の合間を縫ってドリルの丸つけ。翌日の教材の準備。1日何時間ぐらい仕事をしている…
☆ 24日から1月6日までは冬期講座です。教育産業界(塾業界)にいるとクリスマスやお正月と言った感覚が鈍ってしまいます。この時期になると、「いよいよ受験が迫ってきた、嫌でも結果が出るなぁ」と今一度発奮します。 ☆ ということで、今年度も元旦だけ…
☆ NHKスペシャル「未解決事件」から「グリコ・森永事件」(2011年)を観た。迫力のある番組だった。 ☆ 企業の社長を拉致したり、食品に毒物を入れたり、脅迫文で社会不安を煽ったり、前代未聞の劇場型犯罪と言われる事件だった。 ☆ 「レディ・ジョー…
☆ 長井彬さんの「原子炉の蟹」(講談社文庫)を読んだ。 ☆ 原子力発電所、そこは放射線が外部からの侵入者を防ぐ密室。この密室内で起こった殺人。被害者は手にメモを持っていた。事件はサルカニ合戦になぞらえた連続殺人に発展。事件の背後には何があるのか…
☆ 長井彬さんの「原子炉の蟹」(講談社文庫)を読んだ。 ☆ 原子力発電所、そこは放射線が外部からの侵入者を防ぐ密室。この密室内で起こった殺人。被害者は手にメモを持っていた。事件はサルカニ合戦になぞらえた連続殺人に発展。事件の背後には何があるのか…
☆ NHK「100分de名著」、シリーズ化された第1弾はニーチェの「ツァラトゥストラ」(2011年)。 ☆ 比喩表現満載で読み解くのが難解な作品を、西研さんがとてもわかりやすく解説されていた。 ☆ ルサンチマン、ニヒリズムに縛られた「末人」として…
☆ 米澤穂信さんの「満願」(新潮文庫)から「死人宿」を読んだ。 ☆ 2年前に姿を消した女性の居所がわかった。男は彼女に会いに行く。そこは渓谷の温泉宿。火山ガスで自殺する人が絶えないので「死人宿」として有名だという。 ☆ 露天風呂で見つかった遺書ら…
☆ NHKオンデマンドで「一週間de資本論」(2010年)を観た。資本論がわかりやすく解説されていた。 ☆ 「一週間de資本論」は「100分de名著」に引き継がれていく。なぜマルクスの「資本論」が取り上げられたのか、局内では相当議論があったのだろうな…
☆ NHKドラマ「満願」シリーズ。第3話は「満願」だった。 ☆ 原作を読んでいたので、ストーリーは知っていた。活字がどのように映像化されるのか、それを楽しみに観た。 ☆ 弁護士役は高良健吾さん。学生時代から弁護士時代まで演じられていた。学生と社会…
☆ 湊かなえさんの「告白」(双葉文庫)を読んだ。凄まじい復讐劇だった。 ☆ 映画では松たか子さんが印象的だった。 ☆ 中学校の女性教員。ある事情で幼子を一人で育てている。どうしても預けられない時は、勤務校に連れてきていた。その娘が水死体で発見され…
☆ NHKドラマシリーズ「満願」から「万灯」を観た。 ☆ バリバリの商社マン、天然ガス資源を開発するためベトナムに向かう。世界の天然資源をめぐっては先進諸国の大企業が熾烈な争奪戦を展開している。 ☆ 商社マンは必要な土地を確保するために山奥のある…
☆ 曽根圭介さんの「沈底魚」(講談社)を読んだ。 ☆ 「沈底魚」とは組織に侵入した工作員のこと。普段は何食わぬ顔で過ごし、いざというときに諜報活動を行う。 ☆ 日中間の諜報活動。誰かが国家機密を流している。話が進むにつれて、二重、三重のスパイが登…
☆ 米澤穂信さんの「夜警」、NHKがドラマ化していたので観た。 ☆ 活字が映像化されるとこのようになるのか、と感心した。 ☆ とにかく安田顕さんの演技がしぶい。苦労人の警察官役がピッタリはまる。ドラマ「小さな巨人」も良かったなぁ。 ☆ NHK「満願」…
☆ 米澤穂信さんの「満願」(新潮文庫)から「夜警」を読んだ。 ☆ どの職業にも向き不向きがある。少々向いていなくても経験を重ねるうちに、それなりに仕事ができるようになるのだが、根本的なミスマッチはどうしようもない。特に警察官の場合は。 ☆ 殉職し…
☆ 法月綸太郎さんの「生首に聞いてみろ」(角川書店)を読んだ。 ☆ 有名な彫刻家が遺作を残して病死する。娘をモデルとした裸像で、彫刻家の集大成であった。ところが、この作品の首が何者かに切り取られる。 ☆ なぜ、首が切り取られ奪われたのか。ある人は…
☆ 馳星周さんの「煉獄の使徒(下)」を読んだ。上下合わせて1600頁を超える大作だった。 ☆ 日本、いや世界を驚かせた「オウム事件」、それを題材にて作者のイマジネーションが描かれている。フィクションではあるが、実にリアルだ。 ☆ ヨガ道場を立ち上…
☆ アニメ「バビロン」第1シーズンを観た。「新域」と呼ばれるニュー東京。裏構想によれば、そこは新しい法律、新しい価値観の実験場。早速、新たに選ばれた「新域長」は自殺法の是非を問い公開討論に臨む。 ☆ 正義とは何か、悪とは何か。死とは何か、生とは…
☆ 連城三紀彦さんの「夜よ鼠たちのために」(宝島社文庫)から表題作を読んだ。 ☆ 不幸な境遇の少年、養護施設に預けられるが、誰にも心を開けない。心を許せるのは、たまたま捕らわれていた鼠だけ。しかし、その心の友が、無残にも殺されてしまう。 ☆ 少年…
☆ 葉室麟さんの「蜩ノ記」(祥伝社文庫)を読んだ。考えさせられる時代小説だった。 ☆ お家の派閥争いに巻き込まれて、戸田秋谷は幽閉の身となった。家譜編纂のためとして切腹は10年間猶予された。命の期限を切られた生活。しかし死を前にしても彼は粛々と…
☆ 高野史緒さんの「カラマーゾフの妹」(講談社)を読み始めたら、NHK「100分de名著」でドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」が取り上げられていた。 ☆ 「カラマーゾフの妹」は第58回の江戸川乱歩賞受賞作。選者の中で東野圭吾さんだけが原典を…
☆ 太田愛さんの「天上の葦」(角川文庫)から序章を読んだ。本屋に立ち寄って衝動買い。 ☆ 太田さんと言えば「相棒」などの脚本を書かれている方だ。「犯罪者」「幻夏」を読みたいと思っていたが、先に本書を読むことにした。 ☆ 「天上の葦」序章、渋谷のス…
☆ 北森鴻さんの「花の下にて春死なむ」(講談社文庫)から表題作を読んだ。 ☆ 斎場の風景から始まる。句会仲間が亡くなったという。片岡草魚と号するその人物、死因は病死だったが、身寄りがなく、そもそも戸籍もはっきりしない。何かから逃れるように日本中…
☆ 綾辻行人さんの「どんどん橋、落ちた」(講談社文庫)から表題作を読んだ。 ☆ 1991年の大晦日午後10時ごろ、原稿の締め切りに迫られ、マンションに缶詰めになっているプロ作家「綾辻」のところに、一人の青年が訪ねてくる。Uと名乗るその人物、見覚…
☆ 映画「三度目の殺人」を観た。映画を観た後で解釈を論争できるような作品だった。 ☆ 三度目の殺人で死刑は必至。殺人犯役は役所さん、それを弁護するのは福山さん。死刑囚の自供はコロコロ変わり、弁護人もそれに振り回される。 ☆ 彼は何故、三度目の殺人…
☆ 鮎川哲也さんの「五つの時計」(創元推理文庫)から表題作を読んだ。 ☆ ある殺人事件、容疑者が逮捕されたが、彼は無実を訴えている。鬼貫警部は真犯人の目星を立てるが、その男には完全なアリバイがあった。 ☆ 時間トリックを解き明かす面白さ。シンプル…
☆ 泡坂妻夫さんの「亜愛一郎の狼狽」(創元推理文庫)から「DL2号機事件」を読んだ。泡坂さんのデビュー作だという。 ☆ 飛行機爆破予告。ある人物を殺害することが目的だという。空港は緊急配備、しかし飛行機は無事に着陸。予告犯人は本当にテロを企てた…