2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧
★ 羽田圭介さんの「走ル」(河出文庫)を読んだ。主人公の高校生が、物置から発掘した競技用自転車に乗って、自宅のある東京から青森まで旅をする話。 ★ 野宿を重ねながらの1000㎞。自身の体験があるからか、リアルに描かれていた。 ★ 昨日読んだ、諏訪…
★ 29日、月曜日の朝日新聞「文化欄」で川﨑秋子さんの「直木賞 受賞エッセー」を読んだ。同居している猫の話を中心に、「受賞に伴う事務作業に戸惑う飼い主の事情など考慮せずに猫じゃらしを求めている」猫の姿が印象的だった。 ★ 今読書中の、川村元気さ…
★ 青春時代はその最中にいるときは毎日必死で生きている。年をとって振り返ると後悔の山だが、それはそれでかけがえのない季節である。 ★ 佐伯一麦さんの「ア・ルース・ボーイ」(新潮文庫)を読んだ。17歳の主人公が18歳になるまでの日々を描いた作品。…
★ 今日も中学3年生の日曜特訓。昨日は公立高校前期の過去問をやったので、今日は公立高校中期の過去問。できる子、できない子の差が歴然としてきた。勝利の女神が微笑んでくれることを祈るばかりだ。 ★ さて今日は、金原ひとみさんの「蛇にピアス」(集英社…
★ 中学3年生の学年末テストが終わり、京都の私立高校入試まであと2週間。ラストスパートに入った。 ★ 高野和明さんの「ジェノサイド」(角川文庫)下巻を読み終えた。壮大な舞台、緻密な考証。スケールの大きな作品だった。 ★ アメリカ大統領はある極秘作…
★ 猛烈な寒波。京都南部でも粉雪が舞う。中学3年生の学年末テストは2日目。寒い中、みんな頑張っている。 ★ さて今日は、絲山秋子さんの「沖で待つ」(文春文庫)から「勤労感謝の日」を読んだ。予想以上に面白かった。 ★ 主人公は36歳の独身女性。大手…
★ 共通テストの自己採点が終わり、2次試験の申し込みが始まった。 ★ 今年の国語、小説は牧田真有子さんの「桟橋」から出題。2017年発表の作品だから非常に新しい。例年は昭和初期頃の私小説がよく出るように感じるので、意表をつかれた。 ★ 牧田さんは…
★ 自民党・宏池会(岸田派)は解散するようだ。一方で麻生派は存続するとか。解散する派閥は「旧岸田派」などと呼ばれるようになるだろうが、リクルート後の30年前の繰り返しで、世論の当面の批判をかわすための煙幕か。時がたてばまた再結成されるのは目…
★ 朝から月に1度の診察。といっても血圧と血糖値を測り、ひと月分の薬をもらうだけ。ドクターが80歳を超えた高齢の方なので、自分の方が元気だなぁと思った。 ★ 新規入塾の問い合わせが2件。1月だけで4件目だ。何も宣伝をしていないのに口コミで広がっ…
★ 塾生を見ていて、小学5年生の女子の人間関係の複雑さを思う。年齢的に不安定な時期なのだろうが、仲良しグループかと思いきや翌日には絶交していたり、絶交したのかと思ったらまた仲良くなっていたり。 ★ よく言えば人付き合いの距離感を学んでいるという…
★ 冷たい雨が降る。どこにも行けず、中学3年生の「土曜特訓」。来週は学年末テストだ。 ★ 疲れた頭には酷だが、円城塔さんの「オブ・ザ・ベースボール」(文春文庫)にチャレンジした。 ★ ある町。退屈この上ない町だが、年に一度(平均的、正規分布的にそ…
★ 山田詠美さんの「珠玉の短編」(講談社文庫)から「生鮮てるてる坊主」を読んだ。なんか背筋が寒くなる話だった。 ★ 登場人物は3人。男一人と女二人。仮に女をA、Bとすると、男と女Aは夫婦で、女Bはこの夫婦の友達づきあいをしている。特に、男とは結婚前…
★ 第170回芥川賞・直木賞の発表から一夜が明けた。芥川賞は前評判通り九段理江さんの「東京都同情塔」だったが、混戦の直木賞は大方の予想がはずれて、万城目学さんの「八月の御所グラウンド」だった。ノミネート6回目の受賞ということで、実力は認めら…
★ 九段理江さんの単行本「東京都同情塔」(新潮社)が届いたので読んだ。あふれんばかりの言葉に圧倒された。 ★ 東京都の中心部に建てられた「東京都同情塔」。別名「シンパシータワートーキョー」というが、要は刑務所だ。その設計をした人物が主人公。 ★ …
★ 株価が高騰している。バブリーなはずなのにまったく実感がない。1980年代とは明らかに違うなぁ。 ★ 冬期講座、模試、英検、共通テストと一連の行事が終わり、次は中学3年生の学年末テスト。そして受験にまっしぐらだ。塾業界にとっては正念場。 ★ 今…
★ 正月、久々にドラマ「恋人よ」(1995年)を観た。男と女のドロドロとした愛憎劇だったが、最終回はセリーヌ・ディオンさんの「To Love You More」が素晴らしく、とても感動した。 ★ 男女関係ということで、小池真理子さんの「玉虫と十一の掌編小説」(…
★ 今朝の朝日新聞「天声人語」。先ごろ亡くなった八代亜紀さんへの追悼文のようだった。筆者の気持ちが伝わってきた。 ★ そこで紹介されていたので、映画「駅 STATION」(1981年)を観た。以前観たことがあるけれど、あらためて観ると大人の恋が身に染み…
★ 年末から続いた冬期講座最終日。わずか10日間だったが、出席した生徒はそれぞれに力をつけてくれたと思う。近隣の小中学校は明日から新学期。朝、ちょっとゆっくり寝れそうだ。 ★ 今村夏子さんの「こちらあみ子」(ちくま文庫)から「チズさん」を読んだ…
★ 今朝は模試だったので7時起き。しばしば眠気に襲われながら、松岡圭祐さんの「高校事変」(角川文庫)を読み終えた。 ★ 人気取りもかねて総理大臣が訪れた高校をテロ集団が襲撃する。多くの教員や生徒が犠牲になり、高校が占拠される。 ★ 危うく難を逃れ…
★ 冬期講座はあと1日、8日の成人の日を残すのみ。明日は今年度最後の五ツ木・京都模試だ。今年度ももうすぐ終わる。1年が早い。悔いを残さず、日々を過ごしたいものだ。 ★ 小川糸さんの「あつあつを召し上がれ」(新潮文庫)から「季節はずれのきりたんぽ…
★ 正月三が日も自習室を開けていたので、受験生たちが連日利用していた。明日からは平常通り。 ★ 年明け早々、大地震、航空事故と波乱続きだ。「やばい」という言葉を何度聞いたことだろう。被害に遭われた方々は本当にお気の毒だ。天災、人災、内憂外患と、…
★ 今日は大江健三郎さんの「自選短篇」(岩波文庫)から「奇妙な仕事」を読んだ。1380円+税と高価だが、800ページを超える圧巻の短篇集だ。 ★ 「奇妙な仕事」は1957年の作品で、後の大江作品に比べて実に読みやすい。 ★ ある学生がアルバイトを…
新年明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願いいたします。 ★ 大晦日は4時半で塾を閉め、ゆっくりとテレビを観る。NETFLIXで「ボディガードー守るべきものー」「ハート・オブ・ストーン」。 ★ NETFLIXのコンテンツが益々良くなっている気…