じゅくせんのつぶやき2

個人塾を経営しています。読書のこと、日常のことをつぶやきます。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「崖上のスパイ」

★ この前はスパイを扱った韓国映画を続けて観たが、昨日から今日にかけて、アクション満載の中国映画を2本観た。 ★ まずは、「崖上のスパイ」。日本が満州を支配していた時代。ソビエトで特殊な訓練を受けた工作員たちが密かに中国に侵入する。ミッションは…

水上勉「雁の寺」

★ 菅元総理の発言が話題になっている。岸田内閣に引導を渡すのか。 ★ 「引導」ということで、今日は水上勉さんの「雁の寺」(「雁の寺・越前竹人形」新潮文庫所収)を読み終えた。 ★ 京都洛西の孤峯庵には、画師・岸本南嶽による雁の襖絵がある。その南嶽が…

芥川龍之介「仙人」

★ 去年の夏は「新しい学校のリーダーズ」の首振りダンスが流行り、ちょっと前までは「ビングバングバングボーン」や「カンカンダンス」、そして今は「たんたんふるふる」と若い人たちの流行は目が回るようだ。 ★ 若い人相手の仕事なので、時代遅れにならない…

立松和平「蛍の熱」

★ 今年は梅雨入りが遅れているという。6月は「水無月」ともいう。旧暦とはいえ「水がない月」とはどういうことか。語源は諸説あるようだが、「無」が当てられている「な」は「の」が転じたものだというのが有力だそうだ。「水無月」は「水の月」だという。 …

髙村薫「李歐」

★ 中学校の期末試験対策2日目。今日は来る生徒が少なく、少々期待外れ。 ★ 空いた時間を利用して、髙村薫さんの「李歐」(講談社文庫)を読み終えた。 ★ 時代に翻弄されるある男性の物語。宿縁とでもいえそうな人々が絡み合い、大阪の町工場からアジア、世…

横山秀夫「黒い線」

★ 中学校の期末テストまで6日。今日と明日はその対策講座に追われる。 ★ 社会科はどの学年も「時事問題」が出題される。さて、この2か月はあまり大きなニュースはなかったなぁ。「政治資金規正法」改正とか、「太陽フレア」とか、郵便料金の値上げとか、「…

佐々木譲「博労沢の殺人」

★ 映画「前科者」を途中まで観た。授業が終わったら残りを見よう。先日、滋賀県で保護司が殺害されるという事件があったが、「前科者」では有村架純さんが演じる保護司が活躍する。 ★ 保護司とは、仮釈放中の受刑者の更生を支援する非常勤の国家公務員で、ボ…

堂場瞬一「検証捜査」

★ 韓国映画は今日も1作。ハ・ジョンウ主演の「哀しき獣」(2010年)を観た。北朝鮮と中国の国境地帯、その朝鮮族居住区でタクシーの運転手をしている男が主人公。多額の借金を抱え、妻は韓国に出稼ぎ。借金を返すために男は仕事を引き受ける。それは韓…

韓国映画

★ 夏を感じる気候。暑いが、洗濯物が早く乾いてありがたい。明日は下り坂とか。 ★ さて読書の方は、堂場瞬一さんの「検証捜査」(集英社文庫)がもう少しで読み終わる。 ★ この3日間で韓国映画を3本観た。 ★ 1本目は、「サスペクト 哀しき容疑者」。殺さ…

垣根涼介「室町無頼 下」

★ 今日は宇治のあがた祭り。塾生は祭りに興じているらしく、塾は開店休業。 ★ 時間が空いたので、垣根亮介さんの「室町無頼」下巻(新潮文庫)を読み終えた。面白かった。 ★ 室町時代後期。幕府の権威は落ち、民は支配者たちの重税に窮していた。そんな時代…

川村元気「百花」

★ 曇り空。突然晴れたかと思うと、雷が鳴って激しい雨。こんな日は鬱になる。 ★ 昨日は英検。今日は、期末テスト前の静かな1日。静かすぎるのも何か物足りない。 ★ さて、川村元気さんの「百花」(文春文庫)を読み終えた。母親と息子、息子は成長しレコー…