2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧
★ 永井路子さんの「炎環」(文春文庫)から「悪禅師」を読んだ。 ★ 源頼朝には3人の異母弟がいた。今若、乙若、牛若と言う。今若は京の醍醐寺で僧侶となり全成と名のっていたが、兄・頼朝が挙兵したと聞き、東国に走った。 ★ この物語はこの全成の視点から…
★ 映画「屍人荘の殺人」(2019年)を観た。 ★ 「カメラを止めるな」と綾辻行人さんの「十角館の殺人」を合体したような感じだった。要するに、本格ミステリーとゾンビ映画の合体。 ★ 今村昌弘さんの原作は好評価だったが、映画は微妙な感じだった。 ★ 中…
★ NHK「100分de名著」、6月はカントの「純粋理性批判」だった。 ★ ドイツ観念論は、別に知らなくとも生きてはいける。知ったところで(そう簡単には知り得ないが)何かが満たされるわけでもなかろう。しかし、カントの言う「宇宙は有限か、無限か」とか…
★ 京都新聞のコラム「凡語」、6月21日は新型コロナワクチンをテーマにしていた。その中で、江戸末期、天然痘に苦しむ人々を見かねて、命がけで種痘を広めようとした医師を取り上げていた。福井藩の町医者、笠原良策である。 ★ 彼を主人公とする小説があると…
★ 三浦しをんさんの「きみはポラリス」(新潮文庫)から「裏切らないこと」を読んだ。 ★ ある英語教材に怠け者の王様の話が出ていた。どんなものでも手に入る王様だったが、幸福感を感じることができなかった。ある日、家来に「人にとって最上のものは何か」…
★ 太宰治の作品をもうひとつ。「親友交歓」(青空文庫)を読んだ。 ★ 戦争で焼け出され、故郷に身を寄せる太宰治。彼のもとに小学生の同級生だという男がやってくる。太宰にはあまり記憶がなかったが、「同窓会の相談」というので家に上げた。 ★ 家に上げて…
★ 京都新聞の歳時記を見ると、今日6月19日は桜桃忌だという。太宰治が生まれそして亡くなった日。(入水は少し前だという) ★ ということで、太宰治の「トカトントン」(青空文庫)を読んだ。 ★ 1人の青年からある作家へのファンレター(人生相談)と作…
★ 京都新聞「現論」のコラム、佐伯啓志さんが「『不要不急』が握る命運」と題した記事を寄せられていた。 ★ 1960年代を基準にすれば、「その後の経済は、ほとんど『不要不急』の生活によって成長してきた」という。生活必需品がゆきわたり、外国人観光客…
★ 朝鮮半島、南北首脳会談から20年の節目ということで、朝日新聞の「天声人語」をはじめ、他紙でもコラムでこのテーマが取り上げられていた。 ★ そこで話題になっていたのが、ドラマ「愛の不時着」。遅まきながら観始めた。 ★ 全16エピソード。まだ2話…
★ 映画「タクシー運転手 約束は海を越えて」(2017年)を観た。素晴らしい映画だった。 ★ 長期にわたり軍事政権を率いた朴大統領が暗殺された後、韓国では民主化を求める声が高まった。しかし、クーデターで軍を掌握した全斗煥らは戒厳令を出して民衆の…
★ 藤原伊織さんの「テロリストのパラソル」(講談社文庫)を読んだ。 ★ アル中のバーテンが中央公園で寝そべっていた。手の震えを抑えるために、朝からウィスキーを流し込んで。その時、爆発が起こる。どうやらテロらしい。 ★ この男、学園紛争の時代、友人…
★ 歳をとったせいだろうか、それとも職業病だろうか、ちょっとした言葉づかいが気になる。 ★ 今朝(6月10日)の朝日新聞「天声人語」。「熱いコーヒーはいつもおいしいが、夏に飲むのもいい」という文。この「が」の働きは何だろうか。逆接のようであるが…
★ 大沢在昌さんの「新宿鮫」(光文社文庫)を読んだ。 ★ 東京、新宿署防犯課に勤務する鮫島警部の物語。彼は、キャリア官僚への道を約束されながら、派閥争いに明け暮れる「警察」組織に馴染めず、一匹狼の道を選んだ。 ★ 週末には40万人が密集するという…
★ NHK「100分de名著」、5月は「平家物語」だった。録画してあったのをまとめて観た。 ★ 平家の盛衰の物語。史実を基にしたフィクションだという。中学2年生の教科書に出てくるので、冒頭部分や宇治川の先陣争い、「扇の的」ぐらいは知っていたが、組織…
★ 長岡弘樹さんの「傍聞き」(双葉文庫)から「迷走」を読んだ。救急救命士の話。 ★ 救急車に指令が入る。男が刺されたという。向かった救急車には3人の男。隊長と近々義理の息子となる隊員も乗り合わせていた。隊長の娘、隊員の嫁となる女性は、車ではねら…
★ 学校が始まった。3か月、長い「春休み」だった。うちの塾では、朝、昼、夜と分散して授業をやっていた。それが今日からは夜だけに。時間に余裕ができてホッと一息。 ★ 長い休み明け、生徒の学力格差とコロナ・ブルーとでも言おうか、環境変化に心身共につ…