じゅくせんのつぶやき2

個人塾を経営しています。読書のこと、日常のことをつぶやきます。

伊集院静「三年坂」

☆ 伊集院静さんの短編集「三年坂」(講談社文庫)から表題作を読んだ。情感あふれる作品だった。

☆ 父が亡くなり母は一人で息子を育てた。息子は成長して寿司職人を目指し、遂に鎌倉で独立して店舗を構えることができた。そして開店のその日、悲劇が起こる。

☆ 物語は母親の7回忌から始まる。母親の思い出、謎の男性、そして妻との不和。故郷への旅を通していろいろな思いが巡る。

☆ 母が言い残した三年坂の話。舞台は清水寺も門前へ。時を経た母の想いが主人公の心を打つ。